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なるべく毎日更新しています。家内はパン職人。僕はプロダクトデザインをやってます。鎌倉は由比ガ浜商店街で暮らす僕の覚え書き。
by moni_jackson
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丸メッシュ型

このあいだ僕と元Bむすの星名一郎さんとでパンの型の話をした。
いろいろと在るなかでこの新考社の丸形のメッシュ型が、
とても良くできているという話になった。

0.6mm厚のパンチング鉄板にアルミメッキを施した、
アルタイトという加工で耐久性を確保しているようだ。
丸メッシュ型_d0158990_21435494.jpg

厚地のパンチングメタルシートを上手いこと円筒形に加工して、
小さくて正確なスポット溶接によって全体を形成している。
丸メッシュ型_d0158990_21435661.jpg

明らかに職人の手仕事だ。
丸メッシュ型_d0158990_2144267.jpg

型を閉じるロックは、
線材をちょうど良いテンションに曲げ加工している。
それが閉めたときの精度と噛み合わせの良さに繋がっているのだ。

作り込みも秀逸だが使い勝手も良い。

まずメッシュ型で焼くことによって、
焼成時に火が通りやすく、
生地の内部に水分を閉じ込めながら、
中心までしっかりと焼けるということ。
丸メッシュ型_d0158990_21435950.jpg

そして合わせ型の噛み合わせが良いので、
パーティングラインが出来にくく、
出来上がりの綺麗さに差が出るのだ。

日本も段々こういったものが作られなくなってくるのだろう。
もっと安い型でいいじゃないかという声もある。
でもこういことができるからこそ日本の職人ワークが活きてくるし、
その気配りが最高のアウトプットへと繋がってゆくと思う。
by moni_jackson | 2011-05-25 21:47 | *Miscellaneous
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